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映画「余命1ヵ月の花嫁」 [書評・映画評]


余命1ヵ月の花嫁 (マガジンハウス文庫)

余命1ヵ月の花嫁 (マガジンハウス文庫)

  • 作者: TBSテレビ報道局
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2009/03/26
  • メディア: 文庫


イベントコンパニオンの千惠はあるイベントで企業から来ていた太郎と出会う。イベント終了後太郎は千惠に近づき交際を申し込む。お互い惹かれ合う物を感じながらも素直に応じることでの出来ない理由が千惠にはあった。時を同じくして乳がんの発症をつげられていたからだった。

千惠の母は小学生の頃に卵巣癌にかかりほどなく亡くなっていた。父娘二人だけで育ってきて自分の癌発症に母の末期を思い浮かべ、残された父のこと、同じような思いを太郎に味会わせることにとまどっていた。
太郎はそれでも千惠とともに癌と闘い抜く決意をしていた。左乳房切除後一度は回復したと思われたのに早すぎる再発が襲いかかる。きわめて低い生存率の中懸命に立ち向かう日々ではあったがとうとう余命一ヶ月が宣告される。

医者からの告知は拒否していたが自分の余命が残り少ないことを感じ取っていた千惠は、ウェディングドレスを着てみたいと友人につぶやいた。そして周囲はその実現に走り回る。サプライズで結婚式までやってしまおう。信じられない奇跡的な出来事が起こり出す。

ドキュメンタリー番組としてTVで放送された実話の映画化。もちろん脚色もいろいろあるけれど、大まかな部分は実話通り。映画でこんなことあるわけないよな、と思う部分まで実際にあったことだと。

実物の千惠さんは、入院中の様子が演じた榮倉奈々によく似ている。一方本物の太郎さんは笑顔がすてきなタレント国分太一と上地雄輔を合わせたようなイケメン青年。これをシャイな笑顔が魅力の瑛太が演じるのは似合っているかも。
妻を癌で亡くし、はたまた残された一人娘まで癌で奪われる父親役の柄本明は、無口で表情少ないながら無表情の中に喜びや悲しみ怒りが十分にじみ出されて好演技である。
クライマックス、結婚式の場面では実際に二人が式を行った式場が使われているようだ。実際の写真と映画の場面が見事に一致している。
二時間半が少しも長く感じなかった。余韻が残り続ける物語だった。

この本の収益を元にして若い女性に検診を受けてもらうキャラバンの費用になっているという。本が多く売れれば売れるほどそういう機会が増えるそうだ。もちろん映画もそうだろう。
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