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大河「江 第7話」評 [見たよ聞いたよ]

織田家の運命を決める清洲会議。家臣は4人しかいないのか。めちゃくちゃ将来不安。
10歳の小娘が立ち聞きできるという、実に開かれた会議だこと。

秀吉が見事に下品そのもの。これではお市の方に嫌われて当然。史実だけど。
浅井長政の凛々しい武将姿に比べて比較対象にもならない。
無骨だけど柴田勝家の方が武将として信用できる。大地康雄さん役者として得したね。
こういうおいしい役はなかなかめぐってこない。

柴田勝家はお市の方と一緒になるまでは独身だったらしい。
おそらくは、元々勝家は信長の弟の家来で、跡目争いの時に弟の側に積極的に
ついていた人物。信長を亡き者にして弟に跡目を継がせるよう働きかけていた中心人物。
信長側が優勢になったのを見て寝返った経歴があり、信長の筆頭家老となってからも
自分がどれだけ信用されているのか、常に疑心暗鬼がつきまとっていたのかも。
だから子孫を持たないことを表明するために独身でいたのかもしれない。
その裏返しで、信長に溺愛される秀吉に嫉妬心がいっぱい持ってはいるが、
信長に背けないためにじっと我慢していたのだろう。実につらい立場と境遇。
信長が亡くなって、やっと秀吉に堂々と対抗できるようになった。

もし信長が生きていれば、一生心の内を見せないままで終わっていたかも。

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