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書評「薬屋のひとりごと 14」 [書評・映画評]


薬屋のひとりごと 14 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 14 (ヒーロー文庫)

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2023/09/29
  • メディア: Kindle版


最新刊に追いつきました。一気に読んだみたい。また振り返らないと。

第1シリーズ「後宮編」、第2シリーズ「西都編」、に続いて第3シリーズはどんな名称になるのでしょうか。医官編なのか、皇位継承編となるのか。

前巻で月の君と一夜を過ごす予定と覚悟だったので、翌日は休日にしていたのだが、案に反して日帰りとなって、疲労が溜まって寝落ちした猫猫を早朝に燕燕が起こしに来た。お嬢様が危ない男につきまとわれ、本日行われる名持ち貴人の集いで勝手に結婚承諾を行うらしいので、ぜひとも阻止したい、ということで、関わりたくもない「羅」の一族として参加して欲しいとのこと。貴重な本を餌にされて嫌々参加することに。
ついでに馬閃と里樹の取り持ちを頼まれて相手の祖父に売り込んだり。
で、ストーカー男は説得が通じない。底に現れたのが「羅」の一族でもある農民、羅半兄。なんと決闘の申し出にあっさり応じるや、バッタの集団や強盗に追いかけ回されることに比べれば何と言うこともない、とあっさり完勝してしまう。お嬢様のために命を張ってくれたことに感激して、・・・の展開のはずだが、彼の本名を呼んで恋に落ちてしまったのが・・・・せっかく三角関係解消かと思われたのが、意外な成り行きであきれてしまう猫猫だった。

前巻に続いて皇室の落とし胤騒動がさらに発展。どうやら変人医官見習いと学識妓女がいとこだったかしれないという展開に。

そして、暗躍をし続けている謎の女性、雀さん。ついに本性を出しましたよ。独り言ながら彼女の母や実父、父親違いのきょうだいたちのことを毛嫌いしていることを語り出しました。そして今回の事件の首謀者とこっそり手を結ぶという。どうなることやら。

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