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書評「薬屋のひとりごと 8」 [書評・映画評]


薬屋のひとりごと 8 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 8 (ヒーロー文庫)

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2019/03/07
  • メディア: Kindle版


ついに月の君が強硬手段に出た。
玉葉后が言った「猫猫にも責任の半分はあると思うわ」(なんでやねん!)
猫猫は逃げることもできない。
そして主上と后が帰った後、寝室に連れ込まれた。・・・・・えっ、これで今回終わり!?

今回も細々とした謎解きはあるけれど、メインは全国囲碁大会。
変人軍師が出した囲碁の本がベストセラーに。そして軍師主催の全国囲碁大会が開催されることに。なぜか月の君も大会場を提供することに。連勝後連勝者は軍師と対局できるという。そして噂では軍師に勝てば1つ願い事を聞いてもらえるらしい。何を考えてか月の君も参加。彼の願いと言えばおそらく。
しかし、指南役に指導を受けても、軍師に勝つには不可能と言われる。正常な状態では。そこで上に立つものとしてそれでいいのか、姑息な手段を選択する。
さてどうなった。

新登場が2人。月の君の元付き人高順の3人の子どものうち、未登場だった上の二人。しかし3人とも特殊な姉弟。末っ子は融通がきないが体力だけはとんでもなく、先に重傷を負いながら、もう復帰している。兄は虚弱体質ながら事務能力は抜群。そして一番上の姉は、男性優位社会にあって女性にしておくのがもったいない能力の持ち主で、月の君の睡眠不足を一気に解決、と同時に厄介者の暇人軍師の睡眠時間を一気に減らしてしまう。この物語、けっこう女性の力が強い。

しかし、今回は買い物に出かける以外に花街がどうなっているのか、まったく出てこない。薬屋は大丈夫なんだろうか、まあ完全に放棄したのか。王宮内上層部で猫猫は引っ張りだこ。とても解放してくれる雰囲気にはない。

で、月の君との関係、どうなってしまったのだろうか?気になる。


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