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書評「薬屋のひとりごと 6」 [書評・映画評]


薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2018/04/27
  • メディア: Kindle版


前巻の続き。前巻が西の国へ向かう旅だったので、今回は、帰り道、そして帰ってきて起きた事件。
大きな内容は2つ。
1つは、従兄に連れられて、従兄の父親が今居る田舎に向かう。ということは、猫猫の実の祖父母もいるのだが、なんと、正気を無くした変人軍師が捕らわれていた。
家の実権を取り戻そうとする祖父の陰謀ではあるが、祖父母以外の家族は誰も権力に執着していない。なぜ変人軍師が居るのか。どうやら、大借金をして身請けした余命少ない妓女が息を引き取ったようだ。猫猫を産んだ女ではあるが、なんの感情もわかない。

もう1つは、不幸を一身に背負った年若い王妃の不幸話。
どこまでもどこまでも不幸続きで、白き魔女に魅入られて、とうとう落ちるところまで落ちて、塔の上から落ちた。逆に言えばもうこれ以上落ちることはないので、後はより良い未来を信じるのみ。

そして猫猫は再び花街に戻った。
そんなわけで、猫猫は本人が望むと望まずにかかわらず、はからずも5人上級妃と個人的関わりを持つことに。

伝書鳩がキーワードになっているが、そううまく計画が運ぶのかやや疑問。

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