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書評「薬屋のひとりごと 10」 [書評・映画評]


薬屋のひとりごと 10 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 10 (ヒーロー文庫)

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2021/01/29
  • メディア: Kindle版


猫猫は正気を失ったような状態で、両手を傷だらけにしながら、ひたすら猛毒の毒薬を作り続けた。そして物音に気づいて外に出ると、頭に強烈な衝撃を受けて倒れ込み、意識を失ってしまった・・・・

もうミステリーの謎解きなどどうでもよくなったのか、印象に残らない。一応謎はあるにはあるが。かなり政治的な社会派ドラマになってしまった。物語の舞台も前巻に引き続き、西の都、言ってみれば外国と変わらないような場所での出来事に終始している。姚も燕燕も出てこない。おやじも出てこない。まあ皇后は西の都の関係者だから最初と最後に登場はするけれど。

そして、筋肉馬鹿と不幸に魅入られた姫君のラブロマンスが挿入された。でも、帰ってくるのを待っていて下さい、って、フラグに聞こえてしまう。大丈夫なんだろうか。無事に帰ってきてくれるのを願うばかり。



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