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映画「ナルニア国物語……アスラン王と魔法の島」 [書評・映画評]

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映画の原題は「ナルニア国物語……あさびらき丸の航海」
元になっている本の題名が「あさびらき丸東の梅へ」だから、原題の方がずっと合っている。
邦題にわざわざアスラン王などと付ける必要ないのに。
船の旅が今回の話の中心なんだから、わざわざ題名を付け替える必要もないのに。
元々の題名の方が連動して本も売れたかも知れないのに。

一応、今回でペベンシー兄妹の出番は終わり。子どもが成長するとファンタジーからも
卒業して現実世界をしっかり見つめていかないといけないという教訓。
いつまでも子どものままで大きくなっていってしまうのは原題の日本。

原作ではもっと多くの島を訪れているようだが、時間の都合ではしょるのは仕方がない。
映画化に当たってクライマックスシーンを派手にしているような気がする。
これは前作でも感じることだが、よけいな手を加えることがいいのかどうか。
一般受けはするだろうが、ナルニアの世界観にとってどうだろう。

年数をしっかりとって製作しているから一貫して出演している子どもの成長が
はっきりして、そういう面ではいいのだが、やはり想像しながら読んでいく本と
違って、はっきりと映像で見せてしまう映画というのはある意味残酷かもしれない。
こちらの世界では少しの年数しかたっていないのに、ナルニアではかなりの年数が
経過しているという部分を見せるのはどうしても無理が生じる。
これまではいいだろうが、この先は厳しいだろうな。
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