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今年の大河ドラマはもう飽きた [見たよ聞いたよ]

2月中間まで我慢して見てきた大河ドラマ「平清盛」だが、もう飽きてしまった。
今年はもう見ない。

何が面白くないと言って、登場人物に入り込めない。製作会社はなにか勘違いをしているような気がしてならない。

早い話、「ワンピースを大河でやってみたい」とか、「イケメンを並べれば視聴率が取れる」というようなアンチョコな考えで作っているような気がしてならない。
誰も時代劇でワンピースを見たいなんて思わない。

いつの頃から大河ドラマをイケメンで並べるようになったのだろうか。

昔から、その時代毎のイケメンは大河に出てはいたが、主役ではなく花のある脇役としてちょっとの出番だった。
主役に躍り出たのは42作目「武蔵」の市川海老蔵だろうか。続いて43作目「新撰組!」では従来成熟した大人の俳優ばかりで演じていた幕末の人物を、ほとんど実際と同じくらいの年齢の若手俳優を並べた。その脚本は第1回から問題になって、開き直りで始まったのだが。
44作目「義経」は主人公自体が若くして亡くなるのだから、それはそれでよかったのかもしれないが。

47作目「篤姫」は瑛太や玉木宏のイケメンがいたが、現実に早くに亡くなることもあって、そんなに違和感もなかった。48作目「天地人」ではまたまた開き直って演技未十分な若手を並べたり、またもやとんでもない脚本で設定書き換えもあったり、ありえない話もあったり。
50作目「江」では現実年齢ではありえない設定に批判続出。あきらかに脚本のミス。

で、今回の「平清盛」。もう3月だと言うのに、一般人が知っている、あるいはちょっと詳しい歴史の本に出てくる清盛の話はまだ出てこない。オリジナルのストーリーだけで今まで続けている。歴史愛好家を無視した姿勢としか思えない。

韓国の歴史ドラマでは、資料があまりにも少ないので創作部分がかなりあるということだが、日本の歴史ドラマではけっこう知られた話が多いだけに、オリジナルが入り込む余地は少ないと思うのに、こんなにオリジナルだけでやり通す根性は、もうお見事としか言えない。はっきり言ってついていけません。

資料が少ない時代を描くのなら、昔あった第14作「風と雲と虹と」の平将門や、まだドラマにされていない聖徳太子や壬申の乱(民放のSPではあった)とかの物語の方が、誰も詳しい話を知らないのだから、オリジナルのやりようがあると思うのだが。

で、個人的ながら、僕は「武蔵」「新撰組」「天地人」はまったく見る気がしなくて見ていない。
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