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「神様のカルテ 3」 [書評・映画評]


神様のカルテ 3

神様のカルテ 3

  • 作者: 夏川 草介
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/08/08
  • メディア: 単行本


櫻井翔と宮﨑あおいの主演で映画化された小説の3作目。
今回も出会いと別れと再会の物語。

信州で24時間・365日態勢の救急医療を行う総合病院に勤務する
6年目の内科医が主人公。
息をつくヒマさえない現場で、ベテランの内科部長・副部長の支えが
あってなんとか続けられる環境。
前作で、その一人の内科副部長が亡くなり、忙しさは半端でない。

今作では内科部長が、かつて面倒を見た研修医だった美人の女性医師を
引っ張ってきたことから物語が始まる。
能力は抜群ながら、理解できないマイペースさに院内のチームワークが
乱されていく。しかし知識も技術もはるかに上回る彼女に太刀打ちは
できなかった。
そんな中、主人公に、医者として最大の危機が訪れる。


映画を見たことから、主人公の妻ハルのセリフは宮﨑あおいの声に
なって聞こえてくる。主人公はと言えば、櫻井翔でもあり、あるいは
同じ嵐のニノのようにも思えたり。古典調の言い回しは櫻井翔なの
だが、人間的な部分に二宮和也のにおいがする。

医療体制が大変な中、猛吹雪の大晦日だけは救急につどう人も
足が絶たれて、珍しく時間が空き、TVで紅白を見ている。
登場人物達が嵐の出番を待っているというのはご愛敬か。
もし続編の映画化があっても、画面の中に櫻井翔だけいなかったり。

この作品、とりあえずこの3部でいったん終了なんだろうな。
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