書評「わたしの幸せな結婚7」 [書評・映画評]
待ち焦がれていた祝言の日を迎えたというのに、美世の顔は晴れなかった。前日、旦那さまが緊急事態で呼び出されたまま帰ってこない、祝言の定刻時間が近づいていても姿が見えない。覚悟を決めた美世は・・・・
別の場面
思いがけない場所で見知った女性を見かけた美世は、不用心にも彼女に近づいた。一応警戒はしていたのだが、美世に気づいた女性も美世に近寄り、そして、突然懐から取りだした小刀で、美世の胸元を突いた!急なことでとっさにかわすこともできないまま、衝撃でうしろに倒れ込む美世。周囲があわてて女性を押さえ込むが手遅れであった・・・
冒頭に書いたように祝言をやっと迎えることとなる。作者曰く、2巻の最後に一言付け足せば終わりだったのが、長引いてしまったとか。
実は、先に3巻も読んだのだが、3巻から始まる事件がどうにも気に入らず、続きを読む気にもならなかったので、各巻の裏表紙に書かれている、内容紹介をネットで見て、この事件が6巻でようやく終了することを知って、だったら、と7巻を先に購入することに。まあ裏表紙の要約を読むだけで、それまでの経過がわかるので、飛ばして7巻を先に読むことに何の問題も無かったが。
もっとも、さらなる事件を匂わすようなことも書かれてるので、来年3月に発売される第8巻を読むかどうかは今のところ未定。
まあ7巻単独でも楽しめるというか、3巻で登場した人物のことを知っておく必要はあるけれど。
今回は、美世が旦那さまに向かって暴言を吐きまくったりとか、旦那さまのお姉さんが実はとんでもない「異能(?)」の持ち主だったとか、けっこう楽しめる部分もある。
で、ちょっと期待してしまう場面は、小学生が読んでも大丈夫なようにフィルターをかけていたりとか。
で、ラブラブカップルはとことんラブラブモード全開とか。さらには、あの人達がどうなったのか、近況報告があったりとか。本当、もうこの巻で終わってもよいとは思うのだが。