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書評「わたしの幸せな結婚 二 」 [書評・映画評]


わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/07/13
  • メディア: Kindle版


第2巻、読むかどうか、けっこう迷った物である。というのも、たいていは、1巻が評判になって「調子に乗って」2作目を出す、というのが通常だし。
しかし、それは杞憂だった。作者は元々、2作合わせて1つの物語と設定していた
ということで、1作目でいろいろ伏線というか、謎を散りばめていた。その解答編が2作目だという。
普通に気がつくのは、1巻では名前しか登場しない上官だったり。1巻だけで完結ならわざわざ名前を書く必要もないし。
それに加えて、主人公が異能を持たない理由、悪夢を見続けるわけ、そして、その存在さえ確認できていない最強の異能の一族が、なぜ一般異能家庭に政略結婚ながら嫁入りしてきたのかとか。それらすべてが解決してしまう。
加えて、結局映画は見れていないのだが、公式の映画キャストの中に、1巻だけではわからない人物が多数出ていたりとか。どうやら映画は1・2巻合わせての映画化のようだ。ちなみにTVアニメも展開が早いので、どうやら2巻終わりまでやるようだ。

で、いきなり初登場の人物。なんとなくイメージでは、「るろうに剣心」に出て来る神木隆之介を思わせる。で、結局立ち位置も「るろうに」のファイナルでの立ち位置と同じだったりして。
主人公が合法的に誘拐されてしまうけれど、誘拐者2名が物わかりが良い、悪人ではないこととか。映画では火野正平が演じているらしい。自転車にも乗らずに。そういえば春の旅は本日終了だった。関係ないけれど。

ということで、この物語は1・2巻合わせての物語だ、と早く言っておいてよ。

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書評「わたしの幸せな結婚」 [書評・映画評]


わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/01/15
  • メディア: Kindle版


異本的にラブロマンス物の小説は苦手である。だからこの手の本は、最初から見向きもしない。
しかし、映画館で今田美桜主演の映画予告が毎回流れるのを見ていて、ずっと気になっていた。見たくもなるのだが、目黒連が苦手なことや、予告映像で、炎が燃えさかる中でアクション場面があって、バイオレンス物が苦手なので、そういう系統の物語なのかと思って、二の足を踏んでいる内に上映期間は終わってしまった。
で、なんで今さらなのかと言えば、スマホゲームの間のCMで、コミックの宣伝が何度も流れていたので、ついつい試し読みをして、そういう物語なのかと納得してしまった。折しも、アニメが始まるとの情報を得て、録画予約までしてしまった。

ということで、読んでも損をしないように、古本屋で安い1巻を買って読んでみる。
うん、はまってしまった。
読んでの第一の感想は、なるほど、目黒連で正解なんだなと。
悲しいながらもけなげな主人公に、かなり引き込まれてしまった。
映画化されるほどんぽ評判になるはずだ。

関係ないけれど、通読しているあるラノベの中で、この物語が語られている場面があって、先に読んでいてよかったなと思ったり。
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書評「りゅうおうのおしごと18」 [書評・映画評]


りゅうおうのおしごと!18 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!18 (GA文庫)

  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2023/07/13
  • メディア: Kindle版


最終巻に向けてラストスパート。
今作のテーマは、コンピューターと人間の戦い、勝つのはどっちだ。
宿命の対決が2組。どちらが勝っても友情にひびが入ることも無く、
この先も関係が続くであろうという1組と。これをプロとして、
最後の戦いとすることに同意した、互いの人生をかけた1組と。

ネタバレ厳禁。となると何も書けない。

前巻でしつこく語られた2人は、1人はチラッと名前だけの登場。
もう1人は匂わせるだけでまったく触れられない。

笑えるのは、「私の幸せな結婚」がずばり語れている場面。
あんなの現実にはない、って、現実に越されてるばかりの
あんたが言うのか。
まあこの物語も現実社会を借りた壮大な架空の物語なんだけれど。

でまあ、自作では、長らく退屈だった話も終わっているようだけれども。

今回は怪物の誕生秘話。かなりのホラー。ほんの数ページで終わって
しまうのがもったいないが。はっきり言う、良い話だった。泣けるね。
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書評「棋承転結 24の物語 棋士たちのいま」 [書評・映画評]


棋承転結 24の物語 棋士たちのいま

棋承転結 24の物語 棋士たちのいま

  • 作者: 松本 博文
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2023/06/20
  • メディア: Kindle版

雑誌連載の4週連載インタビューを元にした内容のまとめ本。
24人の元を含む棋士・女流棋士の物語。連載中に加え、本の出版現在も追加。

24人中女流が7名。内LPSA関係が5名、というのも、LPSA創設時、
将棋連盟との冷戦からさまざまな圧力があり、LPSAサイドだった、著者の
mtmtさん(ハンドル名)は渦中にあり、将棋会館出入り禁止処分があったり、
女流タイトル戦の取材拒否で対局場入場を阻止されたり、実害をこうむった
過去がある。
LPSA側も内紛から組織替えもあり、連盟側も改革が行われた結果、現在は
共存共栄時代に移り、交流も行われるようになって、当時を知る人も
少なくなった。何より新しく女流棋士となった20数名はLPSAが主催する
女子アマ大会出身者がほとんどで、何のわだかまりも持っていない。
そんなこともあって、内紛時代の話題は最小限だけで平和な関係の話が
綴られている。あと、20数年もすれば、当時の話も公にされるのだろうか。

将棋ライターとして、深く内容を知っている人の本だけに、手の内は
押さえつつ、読みやすい内容の本となっている。少なくとも、これまで
多くあったインタビューを元にした本の中では一番読みやすくわかりやすい
本だと言える。まあ、4週にわたって連載しているということもあって、
話がだらだらと流れずにまとまっている。

著者のmtmtさんとは何度かお目にかかっているし、「99人の壁」にも
何度も出演されたり、けっこう露出も多い人である。そういう個人を知って
いるから読みやすいと思えるのかもしれないが。

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書評「カケラ」 [書評・映画評]


カケラ (集英社文庫)

カケラ (集英社文庫)

  • 作者: 湊かなえ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2023/03/02
  • メディア: Kindle版


ある地方の村に住む少女が大量のドーナッツに囲まれて自殺した。
ある人は彼女のことを美少女と言い、別の人は、村一番のデブと言う。

湊かなえの本を読むのは久しぶり。一時こって読みあさった頃もあったが、
「豆の上で眠る」がめちゃくちゃ無理で、それ以来離れていた。
映画作品はけっこう見たけれど、当たり外れの差が激しい。「告白」や
「白ゆき姫殺人事件」は面白かったけれど「少女」は失望した。
TVドラマは「リバース」の第1話と最終話だけ見た。原作を改編して、
改編部分が原作を台無しにしていた。

この作品は、取材協力と情報提供をした実在の美人医師・友利新を
イメージした美人美容整形外科医橘久乃を主人公としながら、プロローグと
エピローグにしか彼女のセリフは出てこない。各章で聞き取りを行った
相手の言葉だけで物語が進められていく。しかし、思い描くのは
友利新の映像ばかり。

彼女が経営する美容外科に、幼なじみの同級生が美容相談に来て、
彼女たちの同級生だった女の子の娘が自殺したというニュースを聞く。
別の時に、その亡くなった娘と同級生だったというアイドル少女が
美容相談に来て、中学時代の亡くなった少女の様子を知る。とても
自殺しそうにもない子だったとか。話の流れで、別の同級生の
父親が、またまた彼女の同級生で、しかも彼女の元カレだったことから
その元カレを初めとして、芋づる式に自殺した少女の真相を尋ね回る
こととなる。
そしてたどりついた結論は・・・・

ミステリー作家らしく、衝撃の事実が待ち構えている。
なんとなく「リバース」みたいだな、と書けば、ネタバレになるのかな。

物語はたんたんと進むのだが、「イヤミスの女王」の面目躍如で、
気分悪くなる場面が出て来る。読み返すのだったら、この部分早送りしたい。
また、ミステリー作家らしく、伏線が散りばめられ、次の章や後の章で
回収が進められる。と言うか、伏線があるから、次の章が何の疑問もなく
続けられるのだが。そんなわけで、物語を読みながら、何度も振り返ったので、
二度読みすることもないかもしれない。

気分悪くなる人物も出て来るけれど、主人公の女医自体、無意識に人を
傷つけてきた過去があり、指摘されてゴメンと言っても、今さら感が強い。
当人は無意識に行ってきたことが、どれだけ影響を与えていたのか、
本当に気づいているかどうかは不明のまま。

で、結局は真相が判明しても、何の解決もなされない。
少女を自殺に追い込んだ人物を糾弾することもできない。
この後の物語はどういう結末を迎えるのだろうか。
あるいは結末など最初から存在しなかったのかも。
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書評「新教場」 [書評・映画評]


新・教場

新・教場

  • 作者: 長岡弘樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2023/03/15
  • メディア: Kindle版


木村拓哉主演で話題になったTVドラマ「教場」の第6作目。
おそらくは、4作で終了予定ではなかったかと思われる。
警察学校の恐ろしく事件・人物の内実を瞬時にして見破る隻眼の鬼教官。
風間公親。
1・2では2期分の生徒間で起きる事件を描いていて、TVドラマでは、
この2期分を1期の生徒に集約して放送。結果続編のTVでは、後の本から
無理矢理引っ張ってきた関係で、若干の齟齬が生じる。

第3巻では、彼がなぜ片目を失ったのか。現役刑事時代での、有望な新人刑事の
指導官としての活動が描かれ、最後の事件で、女性刑事平優羽子との関わりの中、
連続通り魔に遭遇して片目を失う。
そして第4巻は、その数年後、警察学校に風間の後を追うように平優羽子が
新人教官としてやってきて、風間の最後の教官としての指導が行われる。

ということで、第4巻が最終のような形態だったのが、第5巻では、再び
過去に戻って、勝て目を失った直後に復帰して指導を行う様子が描かれ、
なぜかもう一度平優羽子と組むことになり、そこで、彼の目を奪った犯人が
彼の命をも狙っていることが判明。警視庁は保護のため、犯人の手の届かない
警察学校の教官として彼を送り込むことにした。

という流れで、今作は、その直接の続きの話となる、警察学校の教官1年目の
生徒間で起きる問題。そして、なぜかプロローグでまたまた平優羽子が一瞬だけ
登場する。作者のお気に入りキャラなのかも知れない。

しかし今作は、途中退場する生徒続出。6人が事件を起こして学校を辞めていった。
逆に言えば、風間公親でなければ気づかなかった不祥事も多い。見逃して
警察官になっていた者もいるかと思えば、昨今の警察官による不祥事事件の
多発も納得してしまう。

今後物語はどちらの路線で展開されるのだろうか。
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映画「シン・仮面ライダー」 [書評・映画評]

仮面ライダー.jpg
大昔、雑誌連載中の「仮面ライダー」を1話だけ読んだことがある。
本郷猛が敵のライダー軍団に襲われて取り囲まれて、風を受けての変身が
できなくなって絶体絶命の場面、直前に洗脳から解かれた一文字隼人が
助けに来て難を逃れるが、身体の損傷が激しく、その後は一文字隼人に
仮面ライダーを引き継ぐ、という話。

実際のTVでは、藤岡浩が交通事故で骨折して撮影が出来なくなり、
制作陣が検討した結果、復帰するまで2号ライダーで乗り切ろうと
したという。だから、当然引き継ぎ等は行っていない。苦肉の策。

余談としては、2号が当時バイクの免許を持っていなかったので、
風を受けての変身が出来ない結果、「変身ポーズ」で乗り切ることに
怪我の功名とはまさしくこのことで、この変身ポーズが大流行し、
復帰した本郷猛も、以降は変身ポーズを行わないといけなくなった。

閑話休題。
映画の制作陣は、この原作漫画の場面を知っていたようで、同じ場面が
登場した。そして、1号ライダーから2号ライダーに引き継がれる
物語となった。

エンドロールを見れば、有名俳優がわんさかと出ている。確認できない。
西野七瀬や竹野内豊、斎藤工は目立っているのですぐにわかったけれど。

PG12の映画なんだけれど、普段のTVと比べて、どこが制限付きなんだろう。
よくわからなかった。

森山未來は、さすがに体の動きが違う。彼の動きは見応えがある。

最終感想。
実に暗い映画だ。続編はないだろう。
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書評「恋とそれとあと全部」 [書評・映画評]


恋とそれとあと全部 (文春e-book)

恋とそれとあと全部 (文春e-book)

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/02/24
  • メディア: Kindle版


住野よる、の10作目の作品。全作読んでいます。さすがにデビュー作は評判になってから読んだので出遅れたけれど、その後はすべて初版本。当然だが当たり外れもある。
しかしこの作品は、数ページ読み出してすぐに、一番好きな作品になるだろう予感がした。予感ははずれなかった。

前情報は知りたくないので、帯の紹介文も読み終わってから見た。
地方からの入学生が多いため、男女別の下宿寮を併設している高校の物語。
といっても、夏休み中の物語なので、学校生活は出てこない。
スポーツ推薦で入学した"めえめえ"は、同じ下宿仲間で、少しも美人では無く、
どちらかといえば変人の"サブレ"のことが好きになっている。でも、相手のことが
わからないので、まだ告白はしていない。
下宿仲間は家族同然の接触状態にあるので、きわめて仲が良い。特に彼らは同じ
下宿仲間5人でグループラインをやっている関係。
夏休み、部活で忙しいめえめえは、部活はやっていないサブレに出会う。実家には
なぜか帰ろうとはしていなかった。
部活が1週間休みになる、ちょうどそのタイミングで、サブレはある目的があって。
祖父の家に4日間泊まりに行くという。「一緒に来ない?」「うん」
何も考えずに即答したことに二人とも驚いた。,
こうして、二人だけの4日間の旅が始まる。

本当に4日間だけの物語だとは思わなかった。下宿生はあだ名で呼び合うが、
さすがに祖父の家に行けば本名が判るだろうとは思っていたが、後で見れば
帯に本名が書かれていた。
あとの仲間3人の本名は不明。いや、サブレの親友であるエビナというのは
本名だろう。学力は高いけれど、すぐに切れて暴力沙汰を起こす彼女に
変なあだ名などつけられるわけもない。
そのエビナだけには、旅行の計画を話している。デビュー作とは大違い。
おまけに、めえめえのサブレに対する気持ちにも気づいていて、応援しようかと
いうような雰囲気。
主人公2人以外の仲間3人との会話は、ラインで行われるのみ。時代ですね。

平凡な夏休み期間中4日間の物語で、特に大きな事件もないのに、爽やかである。
それは、主人公が、これまでの彼の作品と比べて、ひねくれていないからだろう。
彼がこの4日間で告白できるのだろうか、などという話はどうでもいい。
そういうことを抜きにしても十分満足できる作品だと思えた。

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映画「レジェンド&バタフライ」 [書評・映画評]

本日公開、キムタクと綾瀬はるかの映画を見てきました。
3時間と長いけれど、時間は感じさせられない。でも、困ったことに、
シネコンの駐車サービスが3時間まで。無料時間内に出られるはずがない。
こんなに長い映画だと、普通前後編に分ける物でしょうが、映画2本分を
1本分の料金で見られたのだから良しとすべきか。

戦の場面以外、ほとんどキムタクと綾瀬はるかのツーショットの場面ばかり。
史実では、婚礼以外には記録が無く、いつの間にか帰蝶の存在は消えているので、
斎藤家滅亡の前後で離縁されたかも知れないという、そういう解釈も
あるくらい。ましてや本能寺で一緒に戦ったというのは、脚本家演出家の
判断でしかない。今回の映画では、こういう形に仕上げた。

実際、信長と帰蝶の関係がどうだったのかは、一切資料にはなく、子どもが
いなかったということしかわかっていないのだから、好きに脚本が書けるわけで、
今回は、ほとんどがオリジナルストーリー。さすがというか。
そして、「コンフィデンスマンJP」の脚本家らしく、ラストはこういうオチを
用意していたのにはぶっとんだ。まあ許せる範囲ギリギリではあるのだが。
同じ脚本家が描いている「どうする家康」でも、やってくれるのだろうか。

こんな信長、見たことない。でも、こんな帰蝶なら見たことあるぞ。川口春菜で。
イメージがダブルし、伊藤英明がずっと帰蝶のそばにいると、どうしても
斎藤義龍にしか見えないので困った。

時間進行が早い。仕方ないけれど。で、家来の顔がよくわからない。TVだと
役名が出て来るのだが、そういうの、あってもいいんじゃない。おそらくは、
信長の歴史、周囲の人材、その他、見ているみんなは知っていて当然、とでも
思っているらしい。
新解釈として、家康接待の場面での光秀罵倒の場面が出来レースだという
解釈。でも、家康にはしっかりバレている。でも、そうなると、謀反の
下敷きとしてはそうとう無理があるけれど。

綾瀬はるかの格闘技場面は見応えある。昔はキムタクに振り回されて
おたおたしている役だったのが、しっかりキムタクをリードしたりして。
長年の息の合った関係性が感じられる。

難を言えば、明智光秀が若すぎる。いったい何歳の設定なんだ。
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書評「りゅうおうのおしごと!17」 [書評・映画評]


りゅうおうのおしごと!17 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!17 (GA文庫)

  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2022/12/14
  • メディア: Kindle版


はっきり言います。
九頭竜八一と夜叉神天衣のパート、読む気にならない。この部分、不要としか思えない。「100年後の将棋」に全く興味が無い。そんなの突き詰めて面白いのだろうか。それもあって、八一の対局部分、少しも面白くない。

その反動か、1巻からのヒロイン、あいちゃんの部分が人間味あふれて読み応えがある。ここだけでいいんじゃないか。
作者の創作意図が見えない。AIが突き詰めた将棋と、人間がぎりぎりにひねり出した将棋と。次回作はそこがぶつかるらしいけれど、次巻まで待ってのお楽しみということなのか。それにしても、前巻からの長い前振りだな。

はっきり言って、12巻から面白さが激減している。八一の関心が銀子一色になってしまってから、まったく面白さを感じなくなってしまった。まあ、個人の感想でしかないが。

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