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大河TV「江」30話 [見たよ聞いたよ]

「江」もようやく30話。ようやく実年齢に近づいて自然になりつつある。

この回は江と秀忠がようやく心通わせることになる回。この人が運命の人だったんだと
気づくことになる重要な回。

しかし、原作では大地震が起きてそれがきっかけで不幸が幸いに転じるという
話になるのだが、さすがに大地震は時節柄まずいということで、大火事に変更された。

歴史的には大地震が実際に発生したようなのだが、居合わせた人はみな平常では
なくなってしまうのは当然のこととして、二人が心通わせる話も自然になるのだが、
火事ではちょっとね、と思う場面がいくつもでてくる。

まず、あれだけの大火事なのに、そのきっかけになった人物に何の責任も
負わせないこと。これはこの「江」の最初の部分で、柴田勝家と打ち解ける
きっかけになった話と矛盾してくる。あの時は、江の勝手な行動で、馬番が
打ち首になるところだったということで、上に立つ者の責任が問われるという
現実の話に諭されるわけだが、まあ無事で良かったから何事もなくすんだ。
しかし今回、奥方は元より、主君まで大怪我をして命が危ない状況まで
起きたのに、なんのとがめもなし、というのはありえない。天災だったら
仕方がないということでうまくおさまったのに。

また、絶対にあり得ないのが、猛火の中を主君一人が捜し物を取りに
入っていく場面。家来達は何をしてるんだと。主君一人で行かせるはずが
ないだろうが。もし火事で主君が焼け死んだら家来達全員切腹ものだよ。

まあ、地震が使えなかったおかげで苦労はしたのだろうと思うが、
もう少しうまいやり方はなかったのだろうか。
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桜からの手紙 [見たよ聞いたよ]

AKBの選抜メンバー総出演の9夜連続ドラマ。
はっきり言って学芸会。
まあ、しっかり演技できるメンバーもいるけれど、全体的にくさい。
つきあわされる本物の役者が気の毒になったり。

女子高生が主役と言うことで、セリフがめちゃくちゃ危ない。
およそアイドルドラマらしからないと、ネットでも話題に。
中高生の女子は親と一緒に見られない、と困っているとか。

なんとなく製作者の意図が見えてきたり。
こういうきわどいドラマにどれだけのメンバーが耐えられるのかのテスト。
それを乗り越えられた者だけが次のステップに進めるというような。

だから普通にドラマを数こなしている者は普通の設定。
本人の演技でしっかり見せようという。
そうでない者には高いハードルを用意して、学芸会から抜け出せるのかの
テスト。

しかし、はっきり言ってくさくて見てられないというのが実状だが。
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大河「江 第7話」評 [見たよ聞いたよ]

織田家の運命を決める清洲会議。家臣は4人しかいないのか。めちゃくちゃ将来不安。
10歳の小娘が立ち聞きできるという、実に開かれた会議だこと。

秀吉が見事に下品そのもの。これではお市の方に嫌われて当然。史実だけど。
浅井長政の凛々しい武将姿に比べて比較対象にもならない。
無骨だけど柴田勝家の方が武将として信用できる。大地康雄さん役者として得したね。
こういうおいしい役はなかなかめぐってこない。

柴田勝家はお市の方と一緒になるまでは独身だったらしい。
おそらくは、元々勝家は信長の弟の家来で、跡目争いの時に弟の側に積極的に
ついていた人物。信長を亡き者にして弟に跡目を継がせるよう働きかけていた中心人物。
信長側が優勢になったのを見て寝返った経歴があり、信長の筆頭家老となってからも
自分がどれだけ信用されているのか、常に疑心暗鬼がつきまとっていたのかも。
だから子孫を持たないことを表明するために独身でいたのかもしれない。
その裏返しで、信長に溺愛される秀吉に嫉妬心がいっぱい持ってはいるが、
信長に背けないためにじっと我慢していたのだろう。実につらい立場と境遇。
信長が亡くなって、やっと秀吉に堂々と対抗できるようになった。

もし信長が生きていれば、一生心の内を見せないままで終わっていたかも。

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大河「江、第?回」評 [見たよ聞いたよ]

本能寺の後の話。この年、江は数え10歳。満で言えば9歳。今で言えば小学3年生。
一人で(お供はいるが)三重県から京都や堺まで行けないことはないが、初めての
おつかいなみ。

まあそれは良いとしても、家康が難儀をして三河に戻ったのは有名な話。
伊賀越えの危険な道で、この功績により服部半蔵が高く用いられた。
こんな旅に9歳の少女がついて行けるはずがない。
ドラマに創造はつきものだが、非常識。

明智光秀の心境は誰にもわからない。
自身で、なぜ謀反を起こしたのかわからない、と語らせたら、本人がわからないものを
後世の研究家がどれだけ考えてもわかるはずはない。

本能寺の変の後、堺から難所を越えて伊勢に帰り、そこで捕らえられて安土に送られたと
する。何日かかるのか。本能寺の変が6月2日、山崎の戦いが13日。この間に
明智光秀と対面したことになっているのだが。
ちなみに、ドラマでは尾張の清洲城に無事に帰ってから、山崎の戦いの結果を知ったことに
なっているから、さらに日数がかかっている。
どこでもドアを使ったのに違いない。間違いない。

この後、いろいろあって、賤ヶ岳の戦いがあるのが天正11年、江が数え11歳の年。
言ってみれば、江が生まれて小学生の間に、父が亡くなり、伯父が亡くなり、母が亡くなる。
人生を決定づける重要な事件が立て続けに起きたのだから、子役に任せるわけには
いかなかったのだろうが。

まあ舞台劇のエレファントマンで、観客にはイメージだけで行われた劇もあった
のだから、視聴者にもあくまで9歳の小娘で見てくれという、難しい要求なのだが、
3姉妹の過剰な芝居が際立つ。仕方がないのだろうが。
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大河ドラマ「江、第一回」評 [見たよ聞いたよ]

期待の大河ドラマ「江」が始まった。
この人物が主人公になるのはおそらく初めてのこと。だから人物は知っていても詳しい事は何も知らない。

だいたい、名前自体も、江戸以前の女性の名前は正確には記録されておらず、実名がはっきりしている一般女性は北条政子くらいだろうか。豊臣秀吉の正妻も昔は「ねね」と呼ばれていたが、最近の研究では「おね」と言ったり。
この「江」の主人公もここでは「ごう」と呼ばれているが、「お江与」と呼ばれたりも。江戸幕府に嫁いでいくのだから縁起の良い名前とは言えるが。

第1回は初回拡大版。ふつうによくある設定ではあるが、今回に関しては無理はない。何しろどんなドラマでも初回に主人公が出てこないはずがないのだが、この「江」に関しては、彼女が生まれるまでの紆余曲折を描かない事には話にならない。
駆け足で裏背景を描く事情もあるのだが、人物のセリフがどれも説明口調。歴史を知らない視聴者向けにしっかり解説をしてくれている。初回だから仕方ないと許しておこう。

駆け足で進めるために、初回にしか登場しない人物も多数。それでもしっかり存在感を示してくれる。初回で死んでしまう父親浅井長政役の時任三郎はもちろんだが、この初回のためだけに異例の抜擢をされたという、茶々の幼年時代を演じる芦田愛菜ちゃんの名演技はお見事。しっかり視聴者のハートを鷲掴みしてくる。つかみはオッケー。そういえば、茶々というのも歴史上の有名女性でしっかり名前が伝わっている女性だが。
1回だけの出演ではもったいないから、おそらく将来、たとえば千姫役にでも出てくるかもしれない。

時間延長だったが、少しも長いとは感じない、いやもっと時間を掛けて流して欲しかったとも思う。現実的に時間の都合でカットした歴史事実も多い。浅井長政の長男が助命嘆願も叶わず殺されてしまって、それで市と信長・秀吉との確執が強まるという背景もあるのだがカットされた。主人公3姉妹にとって兄弟が殺されたという事実も深く心に残っているはずなのに。

上野樹里はやはりのだめだね。あの口調は変わらないのかも。これからどう化けるのか。
脚本家が「篤姫」を書いた人だからこの先の意外な展開が見物。どんなマジックをだしてくれるのか。
本来希望としては玉木宏を出して絡めて欲しかった気もするが。
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回収の回収 [見たよ聞いたよ]

以前に、NHK「みんなの歌」のDVDで問題場面があって回収騒ぎがあったことを書いたけれど、今回また、恥の上塗りの回収がひそかに行われている。

前回、回収で修正されたDVDとの交換と言うことだったが、その交換ディスクに不備が発見されて、再び交換と言うことに。まだ確認していないけれど、確認してから送り返そう。
今回は、単に流すべきテロップが表示されていないと言うことだけだそうだが。

追記
よく読めば、回収ではなくて差し替えだった。
前回は問題シーンがあったために回収となったが、今回は回収するほどではないので、差し替え前の分は勝手に処分してくださいとのこと。
まさか「処分」って、勝手にどこかに横流ししても関知せずということなのだろうか。
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NHK「みんなの歌」の回収 [見たよ聞いたよ]

先日(といってもかなり前だが)新聞を読んでいたら、通信販売で売られている「NHKみんなのうた全集」のDVD及びビデオに、少年少女には不向きな映像が挿入されていることが判明して、即刻購入者には連絡して交換・回収を行うとの記事が載っていた。
たまたま僕もそれを購入していて、まだ見ていなかったのだが、調べてみた(言われたら調べたくなるよね)。

通常では確認できなかったが、ここらへんじゃないかと思われる部分でスロー再生してみると、確かに何かが映っている。今度は該当部分をスローサーチでコマ送りしてみて、やっとその部分にたどりついた。子ども向きのものでなかったなら特に問題になるような映像でもないのだが、みんなのうたとしては、何でこんな映像が入り込んでいるのか、ほとんど意味を感じない挿入と思われた。当時の社会現象をいろいろ拾い集めて並べただけの映像だが、問題になったシーン以外でも、いくら社会性と言っても子ども向きとは思えない映像がいくつも入っている。

まあ、放送時にはそういう社会情勢があって、作り手に変な意識が多い人がけっこういた時代だったように思われる。あの時代の変な盛り上がりは何だったのだろうか、と逆に疑問も感じたり。

ということで、今日、交換品が送られてきたので、もう確認も十分したので(別に残しておきたいほどの映像ではなかったので)即、前の奴を送り返すことにする。
まだ交換されたのを見ていないのだが、どんな風に差し替えらられたの火、ほんの少しだけ気にはなるけれど。
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ハリウッドのリメイク映画 [見たよ聞いたよ]

最近リメイク映画がやたら多い。まあ評判になった映画を舞台を変えたり時代を変えたりは昔からよくある話で、元の話が優れているからと言うことの照明ではあるのだが、だからといって何でもかんでもリメイクというのにはけっこう抵抗がある。特にハリウッドのリメイクは面白ければ何をやっても良いという感じで気に入らない。

まあリメイクで優れた作品もあることはある。「七人の侍」が「荒野の七人」になったのは元々が破天荒な作品なだけに好きにリメイクできる長所もあって、大きく変えて名作になっていたりもするが。

しかしどうしても許せないケースもある。
元々の話がフィクションなら設定や時代・場所を変えてもいっこうにかまわないけれど、ノンフィクションを買えてしまうのはだめでしょう。それは元の物語に対する冒涜じゃないかと思う。元の物語がノンフィクションなのにリメイクは完全にフィクションになってしまうから、それだとリメイクを見た人は元の話もフィクションだと思ってしまうのではないか。
「南極物語」はタローとジローの物語でなければ嘘になる。近日公開される「hachi」も渋谷でなければいけない。たとえば似た話を日本の他の地域の物語にしてしまえば必ず批難が起こるはず。ハリウッドだったら許されるのだろうか。

ゴジラがリメイクされてとんでもない代物になったときはハリウッドを笑ってしまえばそれで終わりだけれど、実話でそれはないだろう。
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おかしな書評 [見たよ聞いたよ]

5/15より公開される映画「天使と悪魔」の原作本が本屋で山詰みされているが、その宣伝文句に曰く、「ダビンチ・コードを越えた面白さ」
これってじっくり考えればずいぶんおかしな話。知っている人は知っているように、「天使と悪魔」は「ダビンチコード」よりも先に書かれた本。ということは逆に言えば、後から書かれた本が前作より面白くないと言ってるような物。作者に対してずいぶん失礼な話に聞こえてしまう。
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まりちゃんズ [見たよ聞いたよ]

昔、フォークソングブームの頃に、3人組の「まりちゃんズ」というグループがいた。出す曲すべてが放送禁止になるというとんでもないグループで、だからTVに出ることなどありえなかった。
数年前に、ある番組がそういうTVに絶対出せない人物を一度だけ出してみようという企画があって、生涯でただ一度だけのTV出演があった。1曲披露をしたが、確かにTVに出せるものではなかった。

その番組の中で、男性3人組なのにどうして「まりちゃんズ」なのかという問いがあって彼らが答えていた。最初グループを結成したとき、女性1人を加えたグループを目指していて、「まりちゃん」という女性を引き込んで名前を付けたのだが、彼らの歌のすごさにあきれた彼女が一日でグループを抜けてしまったとか。で、名前だけが残ったとか。
ちなみにウィキペディアで調べると、TV東京アニメの「ナースエンジェル、りりかSOS」のエンディングを作曲、歌っていたとか。

その後年月が経ち、正式解散こそしないが一人は脱退。二人は平凡なサラリーマンになりながら二人組のユニットを結成。先年は某おバカタレントと組んでCDを出して注目され、現在、某超有名アニメの主題歌で可愛い少女のバックで大ヒットをとばした。
藤岡藤巻という。昔一度だけTVで見た顔が思い出せないくらい普通の中年になっている。
あの「まりちゃんズ」だったとまったく信じられない。
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